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田舎の成功事例こそ、危険な事例

風光明媚な男鹿半島でITと自転車と豊かなカントリーライフの実践めざして精進しております。
銀チャです。

昨日、たまたま男鹿市内の某集落さんの地域活性化の取り組みの場に伺う機会があり、話し合いに参加して参りました。
別に、そういうコンサルタントをしているわけではなくて、昨日はたまたまであります。

成功事例は危険

その集落では、昨年、公民館の前のスペースを使って朝一を開催したものの、1回目はそこそこの集客があったものの2回目以降はさっぱりで今年はこれを何とかしたい、というお話でした。

何か来週あたりに、地域おこしの専門家さんに来てもらって、各地の成功事例や、失敗事例、そうしたお話をきかせていただいて、それを元にして次の手を検討したいというコトでした。
さてさて、その「成功事例」ですが、実際、その「成功事例」が一番危険なんじゃないかと思うわけです。

「特定の地域」「特定のメンバー」そして「運」

「成功事例」というのは、あくまで「成功」した結果からたぐっていった「事例」でしかないために、その内容、経緯時代にはさほどの意味、重要性を持たないケースが多いです。

個人的には、地域事業の成功、失敗を分ける重要要素は「特定の地域」「特定のメンバー」そして「運」といった要素が絡んでくるはずです。

「特定の地域」に起因することは、その地域だからこそ実現できる話しであって、他の地域では参考になりません。
それに近い要素を自分の地域で見つけても、成功した地域のように物事を進められるとは限りませ。

「特定のメンバー」に起因するということは、多くの成功事例の地域では人材に恵まれていた、という事です。
よく視察であるとか、交流であるとか、そういった名目で地域活性化を目指している自治会の方々が出かけていくケースがありますが、相手方のお話を聞いていると「うちには、そういう人いねものな~」「あぁ~やっぱりそういう人いだすか~」「そいんだばうちの集落では認めてもらえねな」等のの感想が漏れてきます。
つまりは情熱を持って、諦め悪く動いてくれるメンバーがいなければ、何の参考にもならないということです。

そして、「運」に左右される事が多いのも事実です。
それは世の中に対してのタイミングであったりとか、たまたま地域の出身者の若い人が戻ってきていたとか、テレビで取り上げられたおかげで最初の弾みがついたとか、どれも不確定な要素でありながら、結果的に、大きな成功要因であったというケースにはこ事欠かないはずです。

手本通りに進めれば成功が手に入る、というわけではないのは言うまでもなく。

成功事例は先行事例

成功事例というのは、唯の先行事例でしかないケースも多いです。
その地域が、一番最初に取り組み、他にライバルがいない状況で一番最初に成果を出した結果、その地域がそのジャンルで力を持ってしまったために、それと同じような取り組みをしたとしても、その成功事例の地域に比べれば、魅力にも欠け、質の低い取り組みになりがちです。

このあたりは、普通のビジネスと全く同じで、他社が成功したビジネスで戦うのなら、成功した他社を上回る魅力を持ったビジネスで仕掛けないと勝負になりません。
先行した事例を追いかけても、成功はおぼつきません。

自分達だけの将来像を持つ

田舎の集落の場合は意見集約というのは非常に難しいです。
何しろ構成員が多く、ここを基盤にして動こうとすると、どうしても誰か偉い先生を連れてきて、その指示にしたがって進めましょう、みたいな話になりますが、たいていそうした取り組みはうまくいきません。
その偉い先生の考える未来と、自分達の将来像が一致していないからです。

さらに自分達といいながらも、集落全体でみるとかなりの人数になるために、その総意を反映した考えを集約していくと、たいてい毒にも薬にもならない意見にしかなりません。

同じ考え方、近い考えを持っている少人数のグループでの動き方が重要になるはずです。
その中での将来像を共有できれば、そのグループの動くべき方向が見えてくるはずです。
初めは大きな枠組で取り掛かって、その中で小さなグループを立ち上げていくやり方もスタートしやすいという意味では有効かも。

情熱とか、いろいろ燃やそう

実際、動き出してみると分かるのは、スタートした取り組みはうまくいかないこともあれば、批判もあるし、何かしら拠り所になるものがないと、精神的にきついです。
それは「お金」かもしれないですし、マスコミ等に取り上げられる「名誉欲」かもしれませんし。

最低限「情熱」は必要です。
これがないと、すぐ折れますし、枯れます。
もちろん「情熱」だけでも、いつまでも持ちませんから、自分達の中の何を原動力にしていけるかは意識して見つけておきましょう。
大抵は一人ひとりが異なるが普通です。


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Published in 田舎でこそ活きる

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