山海の恵み豊富な男鹿半島で、ITと、自転車と、豊かなカントリーライフの実践めざして精進しております。銀チャでございます。

何度か、このブログでも「地方活性化」という単語を使っていますが、実はこの単語、銀チャはあまり好きではありません。
理由としては、言葉の定義が曖昧なことと、行政が地方に予算を使う場合の名目としてよく使わてしまうことの2点です。
後者は、やはり定義が曖昧であるが故に使われてしまうわけですので、その意味ではやはり前者の理由が大きいです。

地域活性化



「地域」が「活性化」するとは、どうのようなコトか名言できる人間は、もしかすると誰ひとりいないかもしれません。
それぞれの立場によって違うし、年齡によって違うし、仕事によって違うし、年収によって違うし、まず統一した定義になりません。

日本全国で「地方活性化」を目指しての動きがあるわけですが、その意味するところが曖昧な以上、目指すトコロもバラバラです。
多様性という意味では悪くないことですが、何か成果を上げたいと思って活動している人たちにとっては大問題です。

特に、地方自治体や、地方公務員の方々にとっては死活問題なはずです。
なにしろ、このまま地方の衰退が続いて税収が落ち込めば、自分達の人件費すら払えなくなるケースもありえるのですから。
戦後、広く公務員制度が敷かれてから、公務員の方々は初めて自分達の給料に直結する問題に直面してると言えます。
その割には、まだ本気度が足りないと感じる場合もありますが、まだ20代でお役所勤めをしている方々は、今後30年以上、自分の自治体が財政を維持できるかを試算してみると、決して笑えないはずです。

地方で生活する術



ちょっと、話がそれましたが、ここでの「地方活性化」の定義を決めておきたいと思います。
そこで、銀チャのブログでは

「低所得の地方在住者が、地方で生活する術を得る活動」

と定義しておきたいと思います。

もっと、ざっくりと言い換えれば「田舎の生活術の普及」みたいな感じでしょうか。
このあたりについては、今までの記事の中でも何度かお話していますが、それをまとめるとこうした定義になります。

小さなビジネスを起こしてくコトや、自給自足のライフスタイルを身につけるコト、といった1つの仕事や収入にこだわらない、多様な生き方は、今までにない魅力のあるライフスタイルです。
今までにないと言いながら、本当は昔はあったのですが、ここ数十年のサラリーマン中心の都市生活スタイルの蔓延でほぼ死滅してしまいました。
これからは新しいライフスタイルとして実践していきましょう。
特に、若者にとって普通にサラリーマンになる以外の選択肢があることは、覚えておいて損はないです。

若者が活きていける環境



この間、テレビを見ていたら、年収600万の彼氏持ちのキャリア女性が、将来のコトを考えると今の彼氏とは結婚できない、最低でも年収1000万は必要、というインタビューがありました。
仕事が終われば、高年収な男性を集めた合コンをはしごして、徹底的に出会いのチャンスを掴もうとする努力っぷりは、呆れるどころか一種のアスリート的な感動すら覚えました。
今の若者は男も女も大変です。

さて、翻って、地方での生活ですが、年収600万どころか、300万もあやしい生活をしている層がかなりの数いるはずです。
では田舎で生活するには最低どのくらい必要かといいますと…おそらく最低150万くらいあれば、なんとかなるのではないかと思います。
といいますか、そのぐらいでも何とかなる環境作りや、ライフスタイルを目指して行きたいと考えています。

勘違いするとマズイのは、150万で万事解決であるとか、150万以上稼ぐなとか、そういう変な意味で捉えないでほしいということです。
極端な話、若者が実家に転がり込めば、年収0円だって生きていけます。
逆に年収600万でも、田舎ならではの自給自足の生活を送っているヒトもいます。
そのどちらも内包しながら、暮らしていく術を少しづつ多様化していくことを目指したいのです。

あらゆる手段を歓迎する



この際、若者が地方で活きていくための手段すべてを、全面的に認めて歓迎するべきです。
一昔前なら、みっともないとか、世間体が悪いとか、言われたようなコトも、次のステップの投資として歓迎する姿勢が地方の社会に必要です。
今の経済環境は、かつての右肩あがりの状況とはまったく異なります。

「若者が仕事もしないで親のすねかじって…」
田舎で、よく若者を責めるのに使われるフレーズですが、これも歓迎するべきです。

都会でボロボロにされて自殺してしまう道から、地方で活きていくための茨の道を選んでくれたのです。
親のすねをかじることに負い目を感じる必要はまったくありません。

すねをかじっている間に、仕事を見つけるでも、自営するでも、起業するでも、そこから先の展開を考えていければいいのです。
もちろんすぐには何ともならないのはあたりまえです。
特に仕事を見つけるなんていうのは、もともと企業が少ないのですから言葉でいう以上に大変です。

地方であれば、親が農林水産業に携わっているケースも多いでしょうが、これらの産業は、従来の枠組みの中で生き残るのが困難になっていて潜在的に新しい発想や知識を持つ若者を必要としています。
簡単に親の後を継ぐだけでは継続は難しいかもしれませんが、変革期にあるコト自体をチャンスと捉えるコトもありです。

もちろん、そうした継ぐものが何もなくても大丈夫です。
銀チャがまさにそうした立場ですが、少ないながらも自営を営みながら、少しづつ生活の術を多様化しつつあります。
もちろん、簡単ではないですが、人生はそもそも簡単ではないので、そこは問題ではありません。

若者が住める、活きる環境



この他にも、さまざまな意識の変化や、多様な職へのアプローチの必要がありそうです。
ただ、今現在、行政の主にしている施策のほとんどは、残念ながら現状を変えるに十分ではありません。

子育て世代の支援は地方行政の定番ですが、どんなに予算をかけて子供を育てても、現状のままでは学校を卒業すれば、みな都会に行ってしまいます。
それよりも学校を卒業した若者が、地方に住めるようにする施策をもっと真剣に考える必要があるはずです。
現存の企業に採用をお願いするだけでは限界があります。

ここでは歓迎しましょうと書きましたが、実家に転がり込むとまわりの目や声が気になるという地域は確かに存在します。
で、あれば若者に対して安い住処と光熱費を提供する、という支援だって効果があります。
そうした支援があれば、田舎での起業や、自営をスタートする人も現われるはずです。
都会と同じように、若者の生活を全てを自己責任とするような現状では、無理をして地方に残ることはリスクが高すぎます。

地方の若者を支援するというのは、地方の未来への投資になるはずです。
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