山海の恵み豊富な男鹿半島で、ITと、自転車と、豊かなカントリーライフの実践めざして精進しております。銀チャでございます。

いきなりこう言っちゃうと身も蓋もありませんが、そうした観点で見ると意外と道が開けてくるものなので、ちょっと考えてみましょう。
銀チャもそんな稼げている方ではないので偉そうなことは言えないのですが、考えをまとめていくのはタダです。

田舎が衰退する現実



田舎の衰退、一番大きな要素は、田舎の産業では稼げなくなったのだと考えます。
田舎、特に農業、漁業、林業といったあたりの産業では、昔も今も出荷する作物に大きな違いはないはずです。
しかし、今はそれらの産業は稼げない産業の代表格で、後継者問題も深刻になり、次の世代への継承が難しい状況です。

市場原理の中では、出荷されるモノが一緒でも、販売価格が一緒とは限りません。
というか、大抵の場合はモノの値段は下がっていくのが通常なので、出荷量を増やす(規模の拡大)か、付加価値を高めていかないと収入は減ります。
このジャンルは日本国内の競争というよりは、海外から入ってくるモノとの戦いなので、稼げなくなるのはある意味当然。
規模だけで言えば海外の方が大きいケースが多いでしょうから、残された道は付加価値を高める方ですが、こっちは技術やアイディアの使い方が本業の専門外になるので、田舎では苦戦している、というのが状況。

他にも秋田県では半導体を主流とした工業も盛んだったりしますが、ここも既に海外との競争になっていますので、規模で負けているのは明白。残る付加価値を高める方にいかないといけないのですが、いわゆる下請けで部品を納品しているだけの工場では限界もあります。
結果として、年々工場の数は減っていますし、残っている工場も稼ぎが悪くなるのは、致し方がないこと。

稼げていない以上、収入も、給料も減りますし、その結果、産業従事者が年々減少し、それが人口流出という、地方最大の問題につながっているというのは、容易につながるお話です。
つまり、稼げなくなっているのが現状で、それを打破するためには、稼げるようになればよいだろうというのが本稿の趣旨です。

稼ぐことで解決される問題



田舎でも稼げるようになれば、人口流出という問題は一定の解決をみるはずです。
現状、地域活性化というと「公益的」な取り組みであるかのような認識が主流になっているのは、非常に好ましくないことです。
行政が関わってしまうと「稼ぐ」という事に対して、われわれ市民が思っている以上に制限がかかってしまいます。
補助金事業はもちろんのこと、財務上独立したプロジェクトでも、行政と協力しようとすると、儲けがでることに対してクレームが付きます。

稼ぐことで問題を解決するためには、われわれ市民が稼げるようにならなければ意味がありません。
自分が地方で暮らしていくためには、自分で稼げるようにならないといけない、というあたりまえの理屈です。
これで、問題がシンプルになりました。
われわれは、自分で稼ぐことのみで、この問題への対象が可能になるのです。

どう対処していくか



では、どうすればいいのかという言えば、残念ながら、こうすれば良いという施策は存在いたしません。
それが市場原理の本質ですし、これがいいという商売があれば、多くの人が参入して、結局その市場での稼ぎは減っていきます。
農業は6次産業化すべきであるとか、漁業は少量多品種化を進めるべきであるとか、よく言われる施策はありますが、やれば成功するというわけではないです。
というか、実際に他所の成功事例を真似たところで、半分以上は失敗するのが普通だと思います。
で、結局、ダメだったじゃん、というあたりで止まってしまうのが、田舎の現状。

なぜ、失敗したかを分析すること、それを次の取り組みにつなげて行くこと、最低それらがなければ成功に近づけないのは当たり前です。
闇雲に進めているだけでは、資金や労力を無駄にしていくだけです。
別に必ずしもやり方が悪かったのではなく、運がなかっただけ、という分析だって当然あるわけです。

行政、またはJAあたりが絡んでいる場合は、その勧めに従っているうちは補助が出るような話が多いため、結果を出すために、努力が最適化されていないケースが多いよう感じます。

望まれること



やはり、何度もこのブログで話題になっている通り「行政は地方活性化から撤退するべきです」
本来、行政の仕事ではないのですから。
そうすることで市民や民間に対して課せられる軛を解き放つことができるはずです。

もちろん、妙な規制を緩和していったり、行政上の手続き上の支援といった部分は積極的にしていただきたいところですが、主体になって勧めるのからは撤退すべきだと思います。
起業を支援する、というお題目は最近地方ではよく聞くようになりましたが、雇用をすることが条件であったりとか、本当に支援なのかとおもわれるお話もよく聞きます。
これが可能であるような、起業直後に大きな固定費を必要とするジャンルは、人口減少のさなかである地方でのパイは大きくないです。

一人で始めた事業を大きく育てていくというジャンルにも支援の手を広げてほしいと思います。
大抵、こうしたジャンルは、今までにないビジネスモデル、いわゆるブルーオーシャンと呼ばれる事業が多いので、アイディアと才気で稼げる可能性が高いです。

何よりも、我々自身が次の稼ぎを見つけていくという意識付けを持つのも、重要なことです。
多くの場合、現像する企業が、ずっと続く保証は一切ありません。
次々と稼ぎを作り出さないといけないと、地方で活きていくのは大変な時代であると思います。
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

コメントフォーム
評価する
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • リセット