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どこにでもある物からの脱却

豊かな自然

美味しい食べ物

温かい人情

 
人口現象に苦しむ田舎が、なんとか地元を売り込もうとする時に、すぐに出てくるのがこの3つのフレーズです。
いかにも田舎を象徴しそうなフレーズですが、残念ながらこの3つは全国どこの田舎にでも存在するものです。
当然ですが、同じようなモノを売り込もうとした場合は競争になります。
そして競争に勝ち残れるのは、ほんの僅かなのが世の常です。

それも大抵は、この3つのフレーズ以外にも売りがあるところがサービスを補強するのに使っている程度で、結局はどこにでもあるもので競争を勝ち抜くのは、ほぼ不可能ということです。

男鹿の風景

昨日の早朝ライドで、安全寺の棚田の写真を載せましたが、あの風景は日本の原風景的で非常に美しく、特に外国人観光客の反応はよいようです。
しかし、あの風景ですらも、日本全国で見れば多数存在します。
実際、メディアの棚田の特集に、男鹿の安全寺が紹介されたことはないと思います。
国定公園に指定されている男鹿には風光明媚な風景がたくさんありますが、それにしても唯一無二というほど特別なものではないことを認識しないといけません。

思いを受け止めてつながるコト

それでは、そうしたどこにでもあるものしか思い浮かばない土地には、何をしても無駄なのかというと、そうではないと考えます。
自然や食べ物、人情が他所と一緒なら、それをどういった形で提供するかを、もっと真面目に考えるべきだと思います。
豊かな自然、輝くような風景であっても、それを観光バスの車掌から眺めてもらうだけでは、印象には残りませんし、他所と同じ見せ方でしかありません。

観光で来てくれた人たちの中にも、様々な思いを持っている人たちがいるはずです。
どのような人たちがこの風景を守っているのか、そうした人たちと話ができないか、一緒に食事をしながらゆっくり話を聞けないか、この風景を守るために何か手伝えないか。
数は多くはないかもしれませんが、そうした思いを持ってくれている人たちとつながることで、初めてリピーターやファンを獲得できるはずです。
ここまでやって、ようやく他所では味わえないサービスを提供している、と言えると思います。

手段はさまざまでしょうが、あまり控えめな手段では効率も継続性にも欠けるため、積極的にいきたいところです。
季節を限定してもいいので、飲食ができる場所を整えたり、地元の人間が光ガイドを努めたり。
いえいえ、もっと積極的な取り組みが必要でしょう。
いっそ棚田づくりを一緒に進めてもらうような取り組みがよいかもしれません。

盛りを過ぎたB級グルメや、他所から有名なアーティストやタレントを連れてくるフェスは、他所でも提供できることを組み合わせているだけなので、これに注力するのは一過性のカンフル剤のようなもので、継続的なリピーターを獲得するには程遠い取り組みです。

自転車の活用

このブログでも再三申し上げている通り、男鹿はスポーツサイクルに乗るには、まさに理想郷といえる土地です。
次々と変わる海岸線を楽しめる南磯、ダイナミックなアップダウンが豪快な西側、夕日が見える海岸線が連なる北磯に、ちょっと変わった山体のヒルクライムを楽しめる寒風山。
何と言っても、それらがスポーツサイクルにとっては非常に近い場所に密集している、多様な変化を体験出来る場所は、他所ではなかなか備わっていない特徴です。
その他、様々な道が組み合わさっており、そして田舎ならではの信号や交通量の少なさ。

こうしたポイントをアピールし、それに魅力的なホスピタリティを組み合わせることで、スポーツサイクル愛好者の方々にとって、非常に魅力的な場所としてアピールできるのは間違いないと思います。

親しい仲間に手伝ってもらいながら、昨年から少しずつサイクルイベントを企画して、スポーツアクティビティとして広めていけるように、各方面からご協力をいただいております。

この自転車というポイントが、うまくいくかどうかは全く分かりませんが、それでもこうしたチャレンジは必要だと思います。世の中なにごとも競争ですので、ゆっくりしては入られませんが、可能な限り早めに結果を出していければと思っています。
何をポイントにして、どのように売りを作っていくかは、人それぞれだと思います。

それこそ、行政が担っていくような話でもないと思っていますので、各自が自分のアイディアを形にできるように頑張っていけばいいことなのは間違いないです。


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Published in 意見には個人差が… 田舎でこそ活きる 自転車

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