今回は、特に意味もなく、なんとなくそんな感じがするなぁ…という感じの更新です。
うむむ…どうなんだよ…現代社会?ってとこで。

さて、だいたいにおいて年長者の意見というのは有用で役にたつことが多いです。
過去の経験に基づいた適切なアドバイスは場合によっては書籍などにまとめられ、より一般的な知識として社会の財産になっているケースも多々あります。

しかし、こうした経験則が通用しないケースが増えてきたのは、みなさんも実感があると思います。
これは決して、今の年長者の方々が自分勝手な言動をしている、という意味ではありません。
決して。

地震、津波は人間の知識伝達を超える事象



地震、津波といった大規模災害に対しての経験則に関して、これこそ年長者の意見が大事に思えるかもしれませんが、残念ながらその考え方は間違いです。

これらは基本的に人間の寿命を大きく超えるサイクルで発生するために、過去の災害の様子が適切に記録、伝承されていなければ、後世の人間は地震、津波に対しての知識の蓄積がなく、初めての事態への対処と同様になってしまいます。

仮に記録が残っていても、コミュニティのなかでそれが尊重されてなければ同じことですし、より悪いケースとしては、被害が少なかった災害の記憶を最大規模の災害と認識してしまうと。
こうした場合、次の災害の被害を拡大させる可能性が高くなるのはご承知のとおり。

他国に比べれば、圧倒的に地震災害の経験の多い日本においてすらも、津波の脅威が低く見積もられてきたのは、東日本大震災や日本海中部地震の例をあげるまでもないです。

こうした、人間のライフサイクルを超える事柄に関しては、年長者の知識としてではなく、過去のあらゆる災害を統合した知識をもって対応するしかありません。
ご存知のとおり、東日本大震災では過去最悪の災害を、史上最も綿密な記録体制で観測できており、ここから導き出される英知を、どれだけ有効に活用できるかが人類の価値を決めるような気もしています。


最適化される社会



もう一つ、年長者の意見が適確に活用できない理由が、社会全体の最適化度合が一定レベルを超えてきた、ということ。
最適化でなければ、単純化とでも言いますか。
貨幣経済の発達といいますか、グローバル化の台頭といいますか、いずれにせよ現代社会はすべての価値を金額の大小に置き換えてしまい、その最大化というシンプルな目的に邁進しています。

本来であれば、何に価値があるかは、その社会、その個人によって多様であるはずのものを、貨幣システムによって価値が単純化されるために、過去の経験から持続的な教訓を得てきた年長者の言葉のもつ重みを、軽く見せてしまうようになりました。

年長者の言葉の持つ意味とは、すなわち社会全体の過去の経験であるはずなのですが、今の社会はその言葉が発せられるまで待てなくなりました。
経験もなく予測もできない未来に、僅かな考えとトライ&エラーだけで速度をあげて向かっていっています。
そして恐ろしいことに、そのエラーの責任は社会全体でシェアされることなく、個人の自己責任という矮小な形で引き取られていっています。

人間が肉体を持たない精神だけの存在なら、そんな社会の中でも幸福に生きていけるかもしれませんが、残念ながら、霞を食べて生きていけるわけではない我々は、そのスピードに振り落されようとしている気がします。生身の人間である以上は、その成長を大きく超えるような、社会的発展を望んでも上手くはいかないです。

結果として、一度の失敗を致命的とまで考えるような刹那的な社会が広がっているように思います。
なんとも生きづらい。

改変期を乗り切るために



今が改変期である、というのは誰もが思うこと。

特に日本においては顕著で、課題だけは次々と浮かんでくるものの、一向に対策に手をつけられていないのが、なんとも恐ろしい。
かつて、めちゃくちゃ上手くいってきた戦後の日本のシステムが、すべての面で行き詰っているのに、それを修正するのも、改変するのも、なかなか手を付けられない状況。
国債の償還残高が1000兆円を超えようというのに、ま~だ平然としてる社会システムなんて、とても信用に値しないのは言うまでもないはずなんですが…

今の税収の30年分の借金あるのに、それでも借金を増やす姿勢は、ローンで買った住宅を抵当にしてクレジットを使いまくったサブなんとか問題と、何も違わないんですがねぇ…

だからといって、昔ながらの自給自足の貧しい生活に戻るわけにはいかず、しかし、その状況の中でも、過去の「足るを知る文化」にヒントを見いだせないか模索する日々。
グローバル化と自給自足を組み合わせるような、新しいライフスタイル作らないとね…ほんとにね。
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