先週、男鹿で初めてになる大きなサイクルイベントが開催されました。

人数だけみると、昨年、東北サイクリング協会が持ち回りで開いたイベントの方が多いのかもしれませんが、今回のイベントは、男鹿在住の人たちがゼロから企画したイベントで、継続的に開催することを念頭においたところが今までとは異なります。

自分はどちらかというと、規模の小さなイベントを頻度高く開催した方がよいという考え方ですが、同じ自転車をテーマにして、大規模なイベントを開く動きが出てきたのは、非常にありがたいことですし、いいことだと思います。

今回、自分も参加してみて、思ったこと、考えたことを書いておきたいと思います。

開催負荷の低さが、継続開催につながる


サイクリングイベントの良いトコロは多々ありますが、ひとつにハードウェア的な部分にまったくコストがかからないコトが挙げられます。
今回もスタート地点に受付のテントを立てて、後はゴール地点にイスを並べてた程度のようでした。
基本的に、舗装された道路があればよく、会場設営等にかかる経済的、人的コストが軽くてすむのは、継続的に開催するにあたって非常に重要です。

必要となるスタッフもスタート地点の受付や、各交差点での案内、エイドステーションの運営、ゴール地点での昼食ほかの準備。
多くが当日のみのボランティアで運営できるのもイベントとの開催負荷が下がるので、継続開催に有利に働きます。
こうした部分は、よく考えられていますし、サイクルイベントとの特徴をよく理解しての運営だったと思います。

参加者の期待と評判


実は、けっこう早くから開催するという内部のお話は聞いていましたが、結果的に正式な告知が出たのは開催日まで1ヶ月を切っての発表になり、この点はかなり遅かったと思います。
ですが、僅かな期間の募集にも関わらず、50名の参加者を集められたのは、やはり男鹿を自転車で楽しく走りたい、という潜在的なニーズがあるのだと思います。

自分も、男鹿を自転車で走るコトが凄く楽しいコトは知っていますが、知り合いの自転車乗りに話を聞くと、お店も少なくて、人と触れ合う機会が少ないのが残念だと聞くことが多々あります。
コースとしては最高だが、全体期な楽しみの部分で少し弱いという評価です。
そうした評価を改善するためにも、このイベントが果たす役割は大きいんだと思います。
なんとしても継続的な開催が望まれます。

実際、自分の仲間も何人か参加していましたが評価は上々でした。
初回開催というのを差し引いても、他所のイベントと同等か、それ以上との評価をしてくださった方もおりましたし。

参加費について


1,000円という参加費は格安です。
ただし、これについては良い面と、悪い面があると思っています。
食事や、賞品の費用を考えても、おそらく当初予定していた100人の参加者がいても全てはまかないきれない金額だと思います。
当日スタッフが全員無償ボランティアだったとしても、事前準備に動いていた方々の持ち出しが発生していたのではないかと思います。
主催者の自己出費なのか、協賛金なのかはわかりませんが、何かしらの資金で補填していたと推測されます。
こうした資金運用をした場合に、いざ出資してくれる人がいなくなるとイベントは継続できなくなる危険性があり、ご時世こうしたリスクには勘案しておく必要があると思います。

これに対して、参加者からある程度の参加費をいただければ、こうした資金に頼らなくてもよくなり、参加者が集まる限りにおいては継続した開催がやりやすくなります。
ある意味、参加者自身を出資者として、イベント自体を支えてもらうという考え方です。
サイクルイベントは、こうした考え方で運営するほうが似合うような気がします。

参加費と、参加者数は、一般的には反比例することが多いため、参加費の設定は難しいところですが、ここはもう少し参加者の皆さんのご協力をお願いしてもいいのかなと感じました。

コースの多彩さ


今回のコースは、なまはげラインを走るという、言ってみれば男鹿の入門編のような設定。
初回開催であれば、まずは無難なコース設定だったと思います。
男鹿は、海岸線もあり、山もあり、アップダウンが続く道もあり、目的と体力に合わせて多彩にコース設定が可能です。
今後は西海岸や、寒風山、ほかさまざまなコースを併合していく形でコース設定ができるのではないかと思います。

今回でちょっと危ないと感じたのは、なまはげラインの交通量の多さ。
特に交通規制を行わなかったようですので、交通量は普段の週末と同様で、それなりの車が行き交っていました。
車道走行に慣れた参加者であれば特に問題ないですが、今回は、参加条件は特に限定していなかったために、あまり車道走行に慣れていない人も何名かいらっしゃいました。
車道の左端を走行、並走しないといった基本的なルールはちゃんと守っていただけてた思いますが、やはり疲れてくるとふらついたり、前の自転車を追い越すときに一時的に2台の自転車が並ぶケースもあります。
特に小さい子供の参加もあり、万が一の事故があったりすることを考慮すると、参加条件やコース設定については、今後も検討していくべきなんだと思います。

大事なのは2回目以降


言うまでもないですが、大事なのは今回得られた成果や、判明した課題を、きちんと次回以降に活かして継続していくことだと思います。
それは今回主催してくださった方々も重々承知でしょうし、ボランティアスタッフや参加者ともども、みんなで解決してくべき課題なんだと思います。

秋田県だけでも鳥海山や田沢湖、雄和といろいろなサイクルイベントが開かれてますし、県外であればほんとにいろんな細工イベントがあります。
男鹿のサイクルイベントは、どのイベントとも似せる必要はないと思ってます。
独自の魅力を生み出していける素材があるのですから、それを存分に活用して、ここでしか味わえない、そうしたサイクルイベントになっていってくれればいいなと考えています。
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コメント

コメント一覧

    • 1. 柴田賢司
    • 2013年09月16日 23:06
    • はじめまして。とても興味深く読ませて頂きました。
      私は同じ男鹿市の旧若美町側に
      住んでいる46歳です。ロードバイクは5年位前から乗っています。
      男鹿という土地はロードバイクに向いていると思って始めました。
      信号もほとんど無くアップダウンもあり寒風山もあり面白いです。
      これにもう一つ大潟村を加えて頂ければと思います。
      男鹿とは正反対の超フラットでどこまでも長い直線…
      私も自分の体調などで男鹿にしたり大潟村にしたり両方を
      組み合わせて走っています。全国でも珍しいかもしれないです。
      同じ男鹿に住むものとして嬉しく思いました。
    • 2. ginncha
    • 2013年09月17日 13:18
    • 柴田 様

      書き込み、ありがとうございます。
      こちらこそ同じ男鹿のヒトに書き込んで貰えて嬉しく思います。

      主観的にも、客観的にも、男鹿と自転車の相性は最高だと思っています。
      もちろん、男鹿だけが相性がいいわけではないので、他所に負けないようにサービスとホスピタリティを磨いていけば、自転車が好きなヒトが集まる土地としての文化が根付いていくかと思っていますし、そうしたいです。

      自分は船川港羽立なので、大潟村は若干距離があって出かける機会は少ないですが、どちらかと言うとストイックな走りに向いているように感じていました。
      変化が少ない代わりに、風を遮るものが少なく、より自分との戦いになるような、そんなイメージです。
      今回のイベントの主催の方々も、男鹿だけだと80km程度が限界なので、センチュリー規模のイベントとするには大潟村を加えた方がいいような話をしているようです。
      別の魅力を持ったコースを組み合わせて走るのも面白そうです。

      追記:
      今回ほど大きなイベントではないですが、10/6に脇本から加茂青砂に向けて走るサイクルイベント(現地でBBQの予定)を企画しています。
      もしご都合が合うようであれば、是非ご参加いただければ。
      こちらのサイトでも、まもなく告知を出しますので。
    • 3. 柴田賢司
    • 2013年09月18日 23:45
    • お誘いいただきありがとうございます。
      実は10月5日~6日に陸前高田市で開催されるサイクルイベントに
      友人と2人で参加いたします。残念でありますが今回は参加出来ませんが
      同じ男鹿市在住でありますからいつかお会いできるかと思います。

      サイクルイベントに共に参加する友人からこちらのブログを教えて
      もらいました。彼もそうですが私も内容に共感しております。
      友人とは一緒によく走りますが他の人との交流はありません。
      交流の幅を広げていければと思っております。
    • 4. ginncha
    • 2013年09月20日 11:17
    • 柴田さん

      そうなんですよね~その日、岩手で2つも大きなサイクルイベントあって、ちょっと苦戦してます(笑
      とはいえ、小さなイベントは、また別の役割持ってると思っていますので、小さい規模のを頻度高く開催していきたいと思っています。
      機会ありましたら是非一緒に走りたいです。

      では、陸前高田の方も頑張ってきてください。
      ケガ、事故などないように。
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