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地方のイベントを開催していくために

前回書いたように、イベントをしていく中で、なんとなく見えてきたコトもあります。
ちょとだけ、継続的に進めていくために必要なんじゃないかと重ことを少し書いてみたいと思います。

お店で開催する

少ない人的リソースを資金を費やして、イベントを開催するのですから、その効果は最大化されないといけません。
そのためにイベント会場としては、特設会場のようなイベント限りの場所ではなくて、出店を行ってくれるお店の店舗で開催した方が得策です。
イベントを目当てに来られた方でも、普段のお店の雰囲気と近いものを感じ取ってもらえる可能性が高いのですから、これをきっかけにお店の固定ファンになってくれる可能性があります。

特設会場のような場合、一律のテントに、一律のテーブル、布という感じでお店の特色を出すのはけっこう難しい中でのイベントになるかと思います。
例え、商品や、食事に満足してくれていても、そこで買ってくれた人が、お店の方に来るためには地理的条件や、お店自体の雰囲気に合うかどうかという課題が、なお残されます。

イベントを特設会場で開くというのは、全体的に賑やかな雰囲気を演出して、イベントでの売上を最大化させるという狙いはあるとは思いますが、固定ファンの獲得といった、継続的な売上向上に寄与する部分は重視されていません。

もちろん、そこでの売上が、お店の経営を支えるという面もあるので、一律に否定されるべきではないですが、お店にお客さんをつけるという意味では、やはりお店自体で開催することがベターなのは間違いありません。

人的リソースを抑える

実は自分が参加している団体は、今年に入って7回、飲食イベントを開催していますが、すべて飲食店の店舗をそのまま使って開催しています。
実際にやってみると、固定ファンの獲得以外に、開催する側にもメリットがあることに気づきました。

まずは、飲食サービスは完全にお店側にお任せできます。
イベントの性質に合わせたメニューを事前に相談することはもちろんですが、材料の調達、料理、配膳、サービスといった部分では、やはりお店の人がプロですし、ここはイベントを主催する団体のメンバーは配膳や片付け等を手伝う程度で済みます。

そして会場設営の手間は、せいぜい事前に30分か1時間程度、お店のテーブルの配置を直したり、掲示物を張り出したりする程度なので人的リソースを大幅に減らせます。
その分、イベント内で披露するコンテンツの制作や、打ち合わせに集中できますし、イベント内での物販等に工夫を凝らせます。

実際、どこかで見たことのあるようなイベントが多数開催される中、そこでしか体験できないイベントを工夫を凝らして作り上げていくためには、余計な作業に人的リソースを割かれないようにしないといけません。

赤字を出さない

これは当然ですが、ときどき気を払っていないケースも見受られます。
そうしたケースの場合、赤字を補填してくれる人がいるから気にしていないと思いますが、結果として、地域経済の負担になってしまっては意味がありません。
トータルの会計で黒字を出せるように、意地でも頑張るべきだと思います。

実際、補填してくれる人がいつまでも負担してくれるとは限りませんし、補助金や、協賛金が集まらなくなったらイベントも終了、というのでは情けなさすぎます。
そこに費やした情熱やエネルギー、リソースが水疱に帰してしまうのを仕方ないと思うようなら、最初からイベントなどせずに、自分の商売に集中した方がマシです。

毎回改善していく

もちろん、黒字の見込みを読み違えて赤字になってしまったのであれば、次回以降の開催で修正していけばいいだけの話です。
内容にしろ、経費にしろ、次々と改善をしていかなかればイベントを継続していく意味がありません。
黒字を出せれば次回開催への資金にもなりますし、手伝ってくれたスタッフをねぎらうコトもできます。

問題なのは、黒字になる見込みもなく、ただボランティア頼みで、ずるずる継続してしまうケース。
公益的なイベントであるとか、金額では換算できない価値があるという言い方をする方もおられるんでしょうが、では未来永劫ずっと誰かの資金頼ったまま進めるのか、それとも補助金や協賛金が集まらなかったら、そこで活動終了する覚悟があるのか。
誰しも、自分が情熱をそそいだイベントなり活動なりが、終了してしまうのは我慢ならないというのはあるでしょうが、それだけの情熱があるのなら、活動資金もスポンサー頼みではなく、自力で収益をあげる道を模索するぐらいのコトは必要だと思います。

まとめ

固定ファンをつかみ、無駄な経費や人的リソース消費を抑えて、収入を得るための工夫を重ねていく。
こう書くと、普通の事業を進めていくのと全く変わりません。
その意味では、町おこしだろうと、収益事業だろうと、やることは同じです。
資金やリソースを無駄遣いすれば、継続できなくなるのも同じ、ということです。

ともすれば、前回書いたような「抑圧された状況からの開放」で終わってしまいがちですが、やはり続けていくためには、変わっていくこと、改善され続けていくことが必要だと思います。


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Published in 田舎でこそ活きる 答えなど無い

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