何か問題や課題を解決するにあたって、科学的根拠に基づいて結論を出すというのは論理的なお話。

ただし、注意しないといけないのは、科学はたった一つの真実を示す…とい性格のものではないというコト。

地道な積み重ねの上に構築される、小さな「確からしさ」の積み重ねでしかない。

したがって、明確な回答を出してはくれない、曖昧なものであることも覚えておくべき。

オーガニックのメリット


例えば、最近の若い世代、特に子育て世代にとっては無農薬で無添加のオーガニック食品への関心が非常に高い。

子供に変なモノは食べさせたくないという動機であろうから、これは至極まっとうなコト。

ただし、じゃぁオーガニック食品にメリットがあるのか…と言われれば、そこで明言できないのが現状。

それは科学的根拠に乏しいから。

ちょっと検索しただけでも、幾つかの実験結果の報告が上がってくるが、簡単に言うと、まだまだ「確からしさ」の積み重ね、絶対量が足りてない。

間違いではないが、一定の確からしさに達してない。

オーガニック食品をメインに摂取してる集団の方が健康上優れている…という結果に嘘偽りは無いのだろうけど、その条件付けのパターン分けがまだまだ不足してる。

オーガニック食品を食べているグループが、それ以外にも健康に寄与する生活様式をしていないのか?

オーガニック食品を食べていないグループの口にしている食品に使われている農薬の種類、添加物の種類は何か、量はどの程度か?

睡眠時間、ストレスの影響はどうか?

年齢、性別によって、その影響度合いがどの程度なのか?

人種、民族によっての違いはないのか?

ありとあらゆるパターンの条件付けで、多くの研究グループによって調査、解析を行わなければ、偶発的要因を排除できない。

「確からしさ」が不足してる。

実験の目的


科学が「確からしさ」の積み重ねであるという認識が不足してるのは、やっぱり学校教育が、手順通りにやれば正解が出る…という以上のことを教えられて無いこを示してる。

たとえば、水に電流を流すと、酸素と水素に電気分解するわけで、実験ではそれは確認することができる。

じゃぁ、お酢はどうなのか?炭酸ならどうか?泥水だったら?

そうした条件で、自由に実験を行って結果を確認させる。

電気分解するのはどの場合で、どのような理由によるのか?
されない場合の理由は何か?

そーゆーところまで踏み込んで考えさせると、科学というのが単一の結果を常にもたらす絶対的なものでは無い…ということが感覚的に身についていく。

教科書どおりの結果だけが科学ではない。

教科書に書いていないことが科学と言っていい。

科学に依存せず、科学を活用する


結局のところ、科学というのは方法論であり、活用法であり、絶対的なものはそこには何もない。

アインシュタインの相対論も、つい最近、5次元のブラックホールにおいては成立しない…なんていうニュースが流れたし、超弦理論や、M理論といった次の次の次の理論も、まだまだ先だろうが、少しづつ理論の実証に動き始めてる。

科学的根拠なんていうものは常に変わるのだ。

大事なのは、今現在の科学の結果に対して依存せずに、常に結果に対して疑問を持って問いかけるコトが重要だということ。

科学は常に変化し、発展し、いつだって結論は変わりうる。

じゃぁ…


立ち返って、何か問題や課題を解決するにあたって、科学的根拠を元にしようとした場合どうなるか…

結果的に、話がややこしくなる場合が往々にしてあるので、ネットで得られた実験結果程度のことは鵜呑みにしないほうが正解です。

少なくとも、1次情報の内容にアクセスして、それを理解できるぐらいの素養がないと、お題目だけに踊らされるコトになりますので。
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