昔、商売で成功した人は、「過去の成功体験」にとらわれてしまい、時代の変化についていけない…という話はいろんなトコロでよく聞きます。
実際、その通りに思うコトもありますが、この件に関しては、複雑な背景があるようで。

このあたり本の受け売りみたいなものなんですが、人間の記憶というのは、この上なく頼りないもので。
人は、忘れかかっている記憶を引き出す場合、他の人との会話を元に、それを引き出していくというもの。
その時の、相手の話や、その流れによっては、記憶を「思い出す」のではなく、記憶を「つくり上げる」ということを容易に行ってしまう、とのこと。
思い出したものであろうが、つくり上げたものであろうが、それはもう、紛れも無く本人の記憶として扱われるために、結果として、自分の体験によらない記憶が本人の中に定着して、誰も…本人すら疑わない、というお話。

「過去の成功体験」は、本人が思っていたほどの成功体験でなかったり、成功に導いた要因が、後から都合のよいものに結び付けられたり。
過去の記憶や、昔話に捕らわれることのリスクを改めて思った内容でした。

「過去の成功体験」というのは、そうでなくても様々な方向から、「今の自分」を阻害することはよくあるようです。
年配の方でなくても、わずか一年前の成功体験に捕らわれ、大幅に売上を落とした某携帯ゲームフラットフォーム企業のお話なんて象徴的です。

過去はあくまで蓄積型データベースであって、常に変化することが、今の時代を生きる上で必要なことなんだろうなぁ、というのは実感として思うトコロ。
そろそろ来年の計画を具体化していく時期ですが、「昨年同様」という目標は…タブーですね。
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