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「衰退」「減少」「効果なし」すべて予定どおりで問題なし

ここ数日、秋田の地元ニュースは、マイナスニュースが続いてます。

DC期間中の宿泊者、目標に届かず 観光庁統計、前年比0・3%増

統計の取り方で数字は多少上下しますし、「成功」や「成果」を演出することはできるでしょうが、現場のヒトなら実態がどうだったかは十分承知のはずです。
現状、JRで関東周辺から観光客を運んでこれるのが秋田新幹線「こまち」だけですから、効果がその周辺に偏るのは当然。
県北、県南、もちろん男鹿半島も宿泊増の効果は無かった地域に入るようです。

公示地価、本県16年連続下落 平均価格、9年続け全国最低

これも当然の結果で、不動産取引が活発化してない以上は、地価が上がるわけはなく。
都市にしろ、住宅地にしろ、民間の投資がされてない状況なのは誰の目にも明らか。
行政がハコモノ作ったって、それに誘発される民間がないのが秋田の現状です。

大丈夫、予定どおり

自分は、こうしたマイナスのニュースに関して「予定どおり」と考えます。

残念ながら、秋田も男鹿半島も、日本の大消費地からは絶望的な距離にあります。
これほど流通上好ましくない地域に、流通をベースにした商売が上手くいくわけはないんです。

工場は来ません。
雇用も生まれません。
やってくるのはスクラップ&ビルドの全国チェーンの支店だけ。

それでも昭和の時代に繁栄らしい活況があったのは、公共事業という都市からのカネの流入があったから。
今後はそれも先細りですので、かつての賑わいを取り戻そうという発想は、今後もことどとく失敗するのは間違いないです。

これもそれもすべて「予定通り」の推移と言えます。

減少も衰退も必然の結果

どう贔屓目に考えても、秋田は経済的発展をベースにして考えると、不利な条件が揃いすぎです。
この条件で、並み居るライバルよりも成果を出して豊かな県になれると考えるのは、どー考えても楽観視しすぎです。
世の中そんなに甘いものじゃないです。
それは、公務員の方々を含め現場にいる誰もが分かってるはず。

その意味では、秋田で経済的な数値が下がり続けるのは必然。
これは受け入れるべきでしょう。

流れにまかせて、経済的発展から距離をおく

こうした必然の流れは、ある意味社会の要請と考えてもいいです。
社会が変化を促している。
必要なのは、その流れにうまく乗ること。
例え、それが「減少」や「衰退」の流れであっても、逆らい続けるよりは、よい結果が出るはずです。

今、特に昭和の時代に財を成し、名を挙げた世代のリーダー達が、必死でその流れに反しようと努力しています。
ですが、頑張れば、頑張るほど、昭和の時代に蓄えてきた財は放出され、経済的には貧しい時代の秋田に戻っていくと思います。
自分たちで稼ぎ蓄えてきた財ですから、自分たちで使い切ることにダメとは言えないですが、もし子供や、孫、さらに他所からの移住者が秋田や男鹿半島に住み続けることを願うのなら、努力の方向を変えていく必要があります。

もう、経済的発展からは距離を置きましょう。
ちょっと距離を置くだけで、だいぶ見えるものが変わってくるはずです。

人口減少、産業衰退、流れのままでよし

人口の減少は、扶養人口も減らすのですから深刻に考える必要はないです。
今の1/3まで減れば、外貨を稼ぐ力も減りますが、「自給自足」的産業で食っていける人口数へと落ち着いていくはず。
医療や福祉の費用がかさむのは、過剰なまでの老後サービスを謳ってるからにすぎませんので、共助へのシフトを進めていくことで解決する課題は多々あるはず。

見込みのない旧来の産業を無理に助けることはせず、フェードアウトするのに任せることも重要。
かつての過剰に稼いだ時代に形成された地方の産業構造は、今の世代にとっては発展させるのも、維持するのも、重荷でしかないです。
自分たちは、自分たちの価値観に基づいた社会を作っていきたいのであって、かつての昭和の社会に戻したいわけではないです。

こうした「減少」も「衰退」も、流れに反すればコスト増ですが、受け入れることで適正なコストへと変えることができます。

新しいバランス感覚

こんなことを書くと、「脱成長論者だ、けしからん!」というお叱りを受けることもありますが、そーじゃないです。
そもそも、昭和の頃の延長線上で勝負したって、もう稼げないです。
それでなくても条件の悪い秋田なんかなおさらです。

都度ある事に書いている「自給自足」のお話も、それだけで食べていくことを目指しているわけでなくて、「自給自足」のサブシステムを持つことのメリットを訴えているだけ。

「自給自足」のサブシステムは、経済の影響をほとんど受けない上に、非常時へのセーフティとしても機能します。

さらに「自給自足」分だけ現金収入を得る必要がなくなるわけですから、より小規模な産業でも暮らしを成立させることができるということ。
この「自給自足」と「稼ぎ」のバランス模索は、非常に可能性のある取り組みだと思っています。

少なくとも、今の地方が「稼げない」のは、事実であり、必然であり、その流れに逆らうことはほぼ不可能です。
今の社会は「稼げる者」たちが優先される社会ですから。

枠外で活きる

一度、その枠外にはみ出してみることで、見えるもの、得られるものはかなり違ってきます。
若い人の中には、その枠外にこそ田舎で活きる術があることに気づいてる人が、身近なところでも増えてきました。
この流れを、少しずつ大きなものにできるように、自分も頑張りたいです。

今日のところは以上。


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Published in 地域活性化 田舎でこそ活きる 答えなど無い

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