男鹿は日本ジオパークに加盟を果たし、その地学的資産をさまざまな面に活かしていこうと、様々な施策を行っています。
自分も、わずかながらそのお手伝いをしたり、そうした勉強会に参加したりと、少なからずの興味を持って注目をしています。
とはいえ、なかなかその将来像を見いだせずに、中心になって進めているメンバーの方々はご苦労なさっているようです。

地殻変動によって、淘汰される生き物たち


ジオパーク的なタイムスケールでコトを考えると、日本列島もさまざまな地殻変動に巻き込まれてきました。
時には海中に没したり、火山が爆発したり、かつての海底がぐーっと地上に隆起してきたり。

当然ですが、それだけの地殻変動が起きれば、そこに住む生き物たちに多大な影響が出ます。
時には、その生き物が絶滅するレベルの激変が、日本列島、さらには男鹿半島という小さな地域に限っても何度も起こっています。

地殻変動が起こった後、それに対応できなければ死滅するだけ。
うまく対応して、自らを変化させることができた個体だけが生き残り、未来に種をつなげます。
この自然淘汰の仕組みは、どの場所でも、いつの時代でも起こっています。

日本の社会構造の地殻変動


その意味では、日本の社会構造の地殻変動は、もう起こっていると考えるのが自然です。

かつて、日本の大企業は、海外の企業との競争に打ち勝って、巨額のカネを日本国内に持ってきて、それが給与や、税金という形で国内の様々な場所に還元され、そのカネで日本人は豊かな暮らしを享受できてきました。
特に地方は、自前の税収ではなく、そうして流れてきたカネで身分不相応ともいえる開発を行ってきたのは否めません。

ところが、企業のグローバル化によって、そのカネの流れは変わっています。
かつて日本に巨額のカネを持ってきた大企業は、既に世界規模の会社に成長し、その利益の享受者が必ずしも日本人ではないです。
企業自体も、世界中に機能が分散され、利益のすべてが日本に流れてくるような仕組みでもなくなりました。
現実に巨額な売り上げをあげている企業でも、日本に一円も法人税を払っていない企業がいくつもあります。

日本をとりまく社会構造、経済(カネ)の流れの地殻変動は、もうとっくの昔に起きてるのです。

生き残りのための変化の時が来た


大企業のあげた利益で潤ってきた日本、特にそのお零れで発展してきた地方は、そのカネの流れの変化にいやおうなしに対応しないといけなくなりました。
ここで変化することができない個体は自然淘汰される状況というのが、まさに今その時です。

この先、地方の経済を支えてきた、中央政府からの地方交付税の類は、どんどん細っていくはずです。
そもそも、中央政府自体が1000兆円を超える借金持ちです。

地方は、自分たちの手元にには何があるのか、それで食べていくには、どのようにすればよいのか。
そろそろ真剣に考えないと、他所のカネばかりあてにしていては、企業は倒産、自治体は破綻、すべて共倒れに終わりかねません。

正直、猶予期間はさほどあるとは思えません。
自分たちの未来ぐらいは、自分たちで決めたいですよ。
仮に、失敗して一文無しになっても、自分たちで決めたことなら納得できるでしょうし。
まぁ、一文無しになっても、地方なら野垂れ死にはしなくても済むかもしれませんしね。
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