衰退していく地方の中にあって、比較的若い世代を中心に、いろいろな場所で、様々な動きが見えるようになってきました。
自分はバブルがはじけた直後に社会に出た世代ですが、ちょうど自分の世代が、この動きに乗るかどうかのボーダーのような気がします。

よくある共通点としては、手元にカネはなく、必要以上に行政と関わることは志向してないという感じでしょうか。

ただし、どのぐらいの人数規模で進めるかは、それぞれの考え方、メリット/デメリットがありますので、ちょっとここで考えてみましょう。

大人数は規模とネットワークが命


大人数で進める場合のメリットは、人脈やネットワークの形成という点。
今まで知らなかったヒトや、コトと関わる機会が増えるのは、こうした動きの中に入っていく大きなメリットです。
ヒトと会って、話をすることはとても刺激的なコトですので、こうした機会に積極的に関わることはそのヒトの見知を大きく広げてくれます。

また、大きな規模で動くこともできますので、集客やPRという点においてもアドバンテージがあります。
マーケットのような形式のイベントを開催するとなると、このスタイルのメリットを出しやすいかと思います。

その一方で、人数が増えることのデメリットは、意思決定の遅れや、コミュニケーションコストの上昇です。
みんなで話をして合意を得る作業というのは、そもそもかなり面倒なお話です。
相手の数は増えれば増えるほど、合意を得るための難易度と時間コストは上昇します。
十数人以上の参加者全員でミーティングするなんていうケースでは、コストを計算すると凄い金額になりますので、容易には行えません。
下手をすると、年中ミーティングするだけの集まりになりかねませんし、逆にリーダーの独断のみで動く団体になってしまう危険性もあります。

こうしたリスクをうまく回避するには、コアメンバーが枠組みを上手く構築した上で、他のメンバーに自由に動いてもらう仕組みを整えるような、そうした工夫が必要になるのだと思います。
このあたりが上手くいっている取り組みは継続して動くことができていますが、ここを上手く構築できなかった場合は、比較的短命な動きになっているようです。

そうした意味では、テーマを絞った大きな変化を伴うような動きをするには向かないスタイルかもしれません。
大人数であることのメリット、規模を活かせるようなメリットを集客であるとか、波及効果で利かせていくのが、このスタイルの生命線になるのかと思います。

また、人数が多いと言うことは、トラブルも多くなる可能性が高いというコトでもあります。
この辺も注意しておきたいところです。

少人数は特色を出しやすい


逆に少人数であることのメリットは、数人の同意を得るだけで意思決定が可能であること。
故にテーマを絞った、エッジの効いた動きをしやすいという点にあります。

今、自分が関わっているサイクルアクティビティは、このスタイルです。
企画は、ほぼ自分が、その時々に協力してくださる方と相談して決めていくような感じですので、意思決定に時間がかかったりすることもなく、やってみたいと思うことは迅速に実現に向けて動けるのが、最大のメリットです。

「スポーツサイクルと男鹿半島」という特定のテーマですので、全てのヒトにアピールするというわけではないですが、ここをコアにして中心の動きを出すことは大事なんじゃないかと思っています。

このスタイルの面白いところは、企画側と参加者が同じ趣味、同じ価値観を持つ人間が集まりやすいというコト。
世間話(自転車話?)をする中でも、意外と具体的な要望や提案のようなモノがひょいひょいと出てきたりするので、一人で思い悩むという状況でもなくなったりします。
それでいて決定権はこちらにある訳ですので、参加者の反応を確認しながら柔軟に企画に手をいれていけるのは、始める前は分からなかったメリット。

ここで上手くコミュニティ作りを進められば、また次のステップに進んでいけるような気がしています。
このあたりは、経験も、定石もありませんので、手探りで進めていくしかないと思います。

まとめ


衰退とか、消滅とか、必ずしも明るい未来が待っているわけではない地方において、それでも活きていきたいと想いは、人それぞれです。
そのための動きをするにしても、誰とやるのか、小グループでやるのか、団体でやるのか、それぞれに向き、不向きはありますので、そこは意識して進めたいところ。

大事なのは、自分が欲しい未来は何かというコトを、自分自身で認識すること。
それ以外のコトを、全て切り捨てて進むような極端なコトをする必要はないですが、明後日の方向の動きに乗ってしまうと、それはそれで大きなロスになりますので気をつけたいです。

以上。
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