本当は田舎に残りたいんだけど、仕事がないから仕方なく都会に出て行く…という若者が一定数いることは間違いないですが、個人的な感触としてはそんなに多くはないと思っています。

自分の生まれ育った田舎に魅力があるとは思えず、田舎にはない多くのモノやコトを求めて都会に出て行くケースが大多数なんじゃないかと考えます。
中には、本当は都会で仕事をしたいと思っていても、地元のつながりやコネで、比較的安定的な職業に就くことを求められて、仕方なく田舎に残った人だっているはずです。

そうした若者達に向かって「田舎の良さはある程度年齢を重ねなきゃ分からない」みたいな言い訳をするのは、ぜったいにダメだと考えます。

田舎の魅力って何だ


この間、子育て世代の方から聞いたお話で、子供(小中学生ぐらい)達ってどこで遊ぶのっていうと「コンビニ」だよっていう台詞が…んで、誰かの家とかに行って「ゲーム」。

いやぁ…さすがに、そんなところでしか遊んだことがなければ、田舎の魅力って何だよっていう話をしたときに、子供達の心の中に何も浮かばないのは当然だよなぁ…と思った次第。

自分らが子供の頃は、それこそ近所の駄菓子屋さん以外では、海だの、山だの、川だの、野原だの、っていうぐらいしか遊ぶ場所がありません。
好むと好まざるとに関わらず、そうした場所での経験が記憶の中にあるわけです。

ですので、大人になって都会に出て行ったときに「都会」と「田舎」は、全く違う場所として認識されました。
都会にはあって田舎にないもの。
田舎にあって都会にないもの。
それぞれ別々の場所として認識されます。

ところが、コンビニに集まったりとか、友達の家でゲームをしていただけの子供が都会に出て行った場合は状況が違います。
都会にあって田舎にないものは多数でてくるはずですが、田舎にあって都会にないものが存在しないのです。

つまり「田舎」は「足りない都会」としてしか認識されません。
こんな場所に魅力を感じられるようになりなさいと言う方が無理です。

別に自然豊かなのが田舎ではない


子供の頃に、自然に親しんで遊ぶことが田舎の魅力だっていうつもりは毛頭ありません。
今や、海も川もコンクリートで固められてますし、野原で遊んで服を汚したり、破いたりしたら親に怒られます。
そもそも、そうした場所の多くは「危険な場所」として子供が立ち入ることを、大人が禁止しているケースが多いですので、今更そこで遊ばせるべきということではありません。

子供が大きくなって、田舎と都会を比較しはじめたときに、田舎に魅力を感じてもらえるかどうかを真剣に考えてこなかったツケを、今払わされているんだと考えるべき。

今の中途半端にカネを回されて、中途半端に都市化された田舎は、まったくもって「足りない都会」意外の何者でもありません。
これでは、若者が魅力を感じることなどありえないと考えるのが自然です。

まとめ


ここで、じゃぁ田舎の魅力って何だとか、どうすれば田舎を魅力的にできるかっていう話を大上段から切り結んでいってもいいんですが、面倒なので書きません。
変な成功事例集みたいな感じになっても意味はないですし。

田舎を魅力的にできるのは、今、田舎に住んでる大人が何をしてるかに100%かかっています。
市長のせいでも、役人のせいでも、怪しいコンサルタントのせいでもありません。
すべて、今田舎に住んでいる大人が、何を考え、何を楽しみに、何に向かって生きていくかが全てです。

そこに自分自身が魅力を感じてないんだったら…若者が魅力を感じるはずはないっていうのは、まぁ、自明の理ですよね。

なんか、とっちらかった感がありますが。

以上。
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