今回は回想話。

我ながらいい時代を生きてきたなぁ…という実感はある。

特にゲームやライトノベルみたいなジャンルに関しては、その黎明期を経験してきたこともあって、もの凄く楽しかった思い出が盛りだくさんだ。

自由だったゲーム


今でこそゲームは、専用機、それも携帯機(今じゃスマホがメインか)で遊ぶものだろうが、自分が最初に遊んだのは8bitのパソコンだ。
当時の主流機のひとつMSXで見ると、画面の解像度なんか256x212、色数なんか16色とか。
スペックなんか今のガラケーにも劣るが、その分、創意工夫に溢れたゲームがたくさん登場した時代。

チープなグラフィックを補うのは、プレイヤーの妄想力。
ゆえに、個々のゲームに対しての評価は、人によって大きく異なるし、今とは比較にならないほど小さなゲーム開発会社がたくさん存在した。
スペックがチープだった分、開発費も安くてすんだし。
いろいろ冒険したゲームがいっぱいあった。

単純なアクションから徐々にバリエーションを増やして、シューティングも盛り上がりをみせた時代。
テーブルトークから入ってきたRPGも一般的になってきた。
ストーリー展開をぐわっと広げたアドベンチャーゲームからは推理小説を自分で進めるような探偵ものなんかもあった。

個人で開発してる人もたくさんいたし、大学生のころにはまったPC9801用ソフトの「かにみそ」なんか、めちゃくちゃ熱中してやりこんだ。
画面の枠内を一定の物理法則(重力とか、枠の傾斜とか、反発力とか)に従って動く球をうまくぶつけて分割しせていく遊び。
単純だが、その分、無限のプレイスタイルがあった。

開発側も自由なら、プレイヤーも自由だったのがこの時代。

今じゃ、ビッグタイトルに成長したメタルギアシリーズも、初作は1987年で、まさにこの時代。
こうした変わり種のタイトルが生まれたのは、この時代があったからこそ…と思う反面、このタイトルが今も生き続けてしまうことに、今のゲームの閉塞感というか限界も感じたりする。

まったく新しいジャンルやタイトルを生み出す自由さが失われてるっていうのは、間違いなくあるんだろうな…と。

キャラクターと小説


当時でこそラノベなんて言い方はしなかったものの、小説のキャラクターにたくさんの綺麗な挿絵をいれた小説が登場してきたのも、この時期だったと記憶してる。

コンプティークとか、ドラゴンマガジンとか、ゲームと小説とキャラクターをごった煮にしたような雑誌がたくさんあったし、それぞれが新しいジャンルを模索しながら、新しい作品を生み出し続けてた。

定型パターンはなし。
作ったもの勝ちのような時代。

ファンタジー系の作品(D&D、グループSNE、ザンスシリーズとか)や、SF系の作品(笹本祐一さん、野尻抱介さんとか)を読み漁ってた時期。
今でいうラノベとは、ちょいと違う気もするが源流の一つなのは間違いない。

今や、キャラクタービジュアルを思いっきり魅力的に描いてストーリーを展開させるっていうのは、ラノベに限った話でもなく、ゲーム、アニメなんかでは一般的になってるようで、今日たまたま覗いた中古ショップのゲーム棚は、そんな作品で溢れてた。

良くも悪くも、そんな時代。

次が求められてるっぽい


さてさて、実は昨日購入したラノベを、先ほど古本屋に売ってきました。

何があったかというと、作中の描写でちょーっと「これ、もう違うなぁ…」という感覚に凄く見舞われたもので。

キャラクターの魅力を最大限にするラノベと思って読み進んできたんですが、なんともはやキャラクターを粗末に扱う描写が連続して出てきまして。

この作者特有のものかもしれませんが、かなりのベストセラー作品ですし、もう17巻まで展開してきて、こと、ここでそんな風に描写されるということは、ジャンル全体に多少なりとこの傾向が現れてるのかも。

人気のあるジャンルには、次々と同じ系統の作品が登場して、あっという間に飽和状態に持っていかれてしまう。

こんな描写を入れ込まないといけないぐらい、ラノベ自体が、いろいろやりつくして、次の一歩を踏み出しそこねてる感覚がありました。

新しいジャンル…
新しい手法…
新しい展開…

次…が求められてる気がします。

7冊800円


別に昔が良かった的な話をしたいわけでもないです。

どんなエンターテイメントであっても、旬の時期があるっていうこと。

何事も、ゼロから生み出し、それを膨らませ、発展させていく時期っていうのは面白いです。

作品を作るほうも。
作品を楽しむほうも。

ゲームも、ラノベも、多くの作品を生み出して、多くのユーザーを楽しませてきた。

ただ、それも、もうそろそろ飽和してきた感じ。
飽きてきた感じ。

そろそろ、次…が出てきそうな時代に思えてます。

ちなみに古本屋で、7冊800円でした。
これで、新しい作品の一冊目でも買えれば。
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