今日は愚痴…です。

ニセ科学と呼ばれる存在が嫌いです。

科学的論証の積み上げを十分に行わずに、自分に都合の良い仕組みをでっち上げて、あとはどんどん喧伝していくことで、いかにも事実であるかのように捲し立てる。

人間って、何度も同じ情報に触れるてると、それに対する抵抗感が薄れていく生き物です。
「最近よく聞くし、これって科学的に正しいことなんだよね」…って錯覚させる。

これは科学的手法ではなくて、広告的手法と言って間違いない。
実際、大手のメーカーさんでも、最近はこの手法を使ってるし、そーとー注意しないといけない。

元素を変化させる生物って…


最近聞いた一番のケッサクは、発酵食品(微生物とかの効能?)とかで放射性物質を無害化する…とか。

放射性物質(でなくても普通の元素でも)の構成要素(陽子、中性子、電子)を変化させるってのは、相当なエネルギーを取り扱うことになるので、それが微生物の体内でおこなわれる…という仕組みは、当然従来の科学技術の中には存在しない。

仮に本当だって言うなら、その微生物とやらが体内で核分裂反応でも起こして元素を転換してると…そんな心当たりはゴジラぐらいです。
ぜんぜん”微”生物じゃなくて、そもそも架空の生物ですし。

当然その過程で発生した膨大なエネルギーを、どうやって「無害」に放出する(ゴジラは口からとんでもない破壊光線だしますね)のかとか、ちょっと思考するだけでトンデモな話だとわかる。

仮にそれが事実だとすれば、今までの科学が間違ってたことになり、となれば、今までの科学が間違っていたことを証明しないといけない。
もしくは今までの科学の延長線上で説明可能な仮説なり論文なりを提示しないといけない。

それが出来ずに、ただ自分の実験結果のみを論拠にしてるようなのは、科学とは言えない。

ニセ科学と陰謀論


ニセ科学と陰謀論って相性いいです。

自分の発見した事実が広まらないのは、政府や大企業が利権を守るため隠蔽工作をしてるから。
陰謀だ!って。

これも、ちょっと考えればわかることで、先ほどの放射性物質を無害化する微生物とやらが仮に実在するとなれば、これこそ超巨大な利権です。

アメリカの軍需産業あたりが、すさまじい金額で買ってくれます。

核兵器が今のトコロ、広島と長崎でしか使われてないのは、うかつに使うと、せっかく戦争に勝っても、その土地が当分使い物にならんですからね。
それが短期間に無害化できる手段が手に入るんなら、これほど軍事的に有効な技術は無い。

それがお茶の間レベルのネットニュースを騒がせてる程度ってコトは…まぁ、そーゆーことでございます。

既存の科学に敬意を払う


実際、現代社会を形成してる科学技術は、多くの科学者が膨大な時間と努力を払って積み上げてきたモノ。

既存の科学技術が役割を終えるのは、既存の科学を包括する新しい科学技術が登場した時だけです。

ちょっとネットで受けのいい話を、科学っぽく書いた程度でひっくり返るもんじゃない。

仮に、それをひっくり返そうっていうなら、そのためには膨大な研究リソースが必要になりますし、それこそネットニュースなんかに登場してる暇なんか無いはずです。

それも無しに、ひょこひょこネットで情報発信したり、講演会を開いてる方々は…科学者とは呼ばないですね。
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