オーガニック食品については、自分は特に思うところはないんですが。

最近のメディアへの出方、ネットでの言説、PRの手法には、どちらかと言えば悪手を打ってるように見える。

いまのPR手法


農薬や化学肥料を使っていない…ということは、農薬や化学肥料の影響の無い食品ということであって、それ以上でも、それ以下でも無い。

何か効能や効果が付加されてるわけではない。
影響を受けないだけ。

となると、農薬や化学肥料を使っていないことに価値があるとするためには、使っていることに害があることを証明しないといけない。

以前にも書いた通り、科学というのは「確からしさ」の積み重ねであって、この点においては農薬や化学肥料を使用した食品に害があるとも、害が無いともどちらとも言えない…というのが現時点での科学の回答だ。

十分な「確からしさ」が積み重なるのはまだ先だろうし、新しい農薬や化学肥料が登場してくるのを考えると、永久にその日は来ないかもしれない。

この点においては、一方の不十分な科学的根拠のみを強論するPR手法は、傍から見れば、自社製品の優位ばかりを都合の良いデータのみで売りこんでるセールスマンのようにしか見えない。

商業的に見れば一つの方法だろうが、農業や食を巻きこんだ文化の形成を目指すなら、良い方法とは言えない。

手を改めたほうがいい。

良くもなければ、悪くもない


オーガニック食品を食べる最大の理由は、この一言に集約できる。

農薬や化学肥料が登場する以前から、遥かな長期間にわたって人類はそうした食品を食べてきた歴史がある。
それでいて人類が滅びていない以上、特に身体に良いとは言えないが、身体に悪くないことも明言できる。

良くもなければ、悪くもない。

この二つを明言できることの意味は小さくはない。

科学に寄りかかることもなく、他を否定することもなく、長きにわたって農耕してきた人類の歴史を論拠とする、最もオーガニック食品の特徴を、力強く重みのある言葉だ。

このような価値付けであれば、特にオーガニック食品に興味のない自分のような人間であっても、手に取ってみようかという気をおこさせる。
まぁ、実際は高いんで、めったには買わないですが。

この言葉…如何でしょうかね?
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