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それでも都市化は進む (No.1009) | 経営からの地域再生・都市再生 [木下斉]kinosai_toshika

これは、もうその通りで、はい。
今後30年くらいの間に、都市から地方に大きなヒトの流れが起こる可能性は、ほぼ皆無と考えといて間違いないでしょう。
ヒトがこぞって地方に戻っていく理由なんか、これっぽっちも思いつきません。
それよりだったら、海外に移住する話の方が、まだなんぼか現実的です。

普通に生きるのなら、都会しかない


地方の人口減少が進むのは、もう決定事項です。
普通に学校を卒業して、普通に企業に入って雇用されて、結婚して、家族を持って、住処を見つけて、リタイアするまで普通に生きていくのなら、間違いなく都会に行くべきです。
もしかすると、国内ではもう稼ぎが追いつかなくなる可能性があるので、仕事と家庭は海外というケースもあるかもしれませんが、それも、まぁ都会の話です。

現状維持すら困難な地方


地方では、これだけの生活を営むためのカネ・経済の流れを維持することができなくなります。
生産人口の減少と、もともと中央の稼ぎに依存した産業しか営んでこなかったことが、決定的な状況を生みます。
独自の産業を立ち上げることができている一部の地方を除けば、ほとんどの地域で経済が成り立たなくなるのは、もう決定事項のようなものです。
残念ながら、自分が住む男鹿半島もこの範から逃れられるとは考えらません。

地方に住み続けられる人たち


一般の、普通の、誰もが住める場所というのは、都会になります。
地方には、地方に住むスキルを磨いた一部のヒトだけが住み続けられる…そういった状況に遠からず移行していきます。

インフラや流通が今のレベルを維持できずに徐々に縮小していくのは自明です。
それに頼り切った、高コストなライフスタイルは、地方では維持できなくなるでしょう。
食料、水、燃料といった生活インフラを多少なりともコミュニティの中で自給するスタイルは必須です。

もちろん全てを自給で賄うコトは不可能ですので、最低限の稼ぎを得るための手段も必要です。
それは、ITを駆使して都会からの仕事を請けることかもしれませんし、観光のような形で外からヒトを呼び込むような仕事かもしれませんし。

いずれにしても、そこには、その地方、地域、田舎でなくてはならない特色を持った産業としてしか成立しないことは間違いないです。

都会に頼ることも必要


その意味では、都会に頼ることも必要なことです。
都会からのカネの流れなしで、インフラを維持することも難しくなるでしょう。
地方はもともと都会からのカネで経済的に成立していたのですから、その部分は引き続きです。
ただし、都会から見た、地域の選別は必ずおこります。
都会から見て、必要な地方、存続してほしい地域、愛される田舎であることが重要だということです。
ここを磨いていく必要がある…そういうコトです。

まとめ


結局は、地方は、地方が持っている特色を磨きぬくことでしか生き残ることができませんし、その規模は、皆さんが思っている以上に小さい規模でしか成立しないと思っています。

男鹿半島は、他所が持ってないモノを一杯持ってるから大丈夫だなんて思ってる方…甘いです。
素材がよくたって、磨くヒトがいなければ、何も持ってないと同じコト。
さて、皆さんは、何を磨きます?

今日のところは以上。
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