先日、真夜中にちょっと遠出した時に、ちょいと感激したことがありまして。

通常照明のない真っ暗な場所。
満点の星空。
そこに時々差し込む大型の人工照明。
極大日前日の流星群。

これらの様々な光と闇が織りなす光景を目の当たりにして非常に感激させられました。

自然と人工の闇と光が、様々に組み合わさった極上の風景。
あれはなかなかお目にかかれない、素晴らしい体験でした。

暗闇の美しさ


別にファンタジーRPGの話では無いです。

人間は暗闇では、視覚から得られる情報が一気に減少します。
情報を制限されることは恐怖ですので、代わりの情報を入手しようとします。

光の量に関わらない、聴覚、嗅覚、触覚、さらには第六感ともいえるようなエクストラセンサー。
全身のセンサーが一気に活性化されます。
この状態は、通常時とは違った知覚、感性を呼び起こしますし、こうした経験は何より心の奥底に残ります。

こうして得られた情報は、明るい世界で得られた情報とは違う、特別の美しさを感じさせてくれます。

暗闇の中に身を置くことは、人の心にとって必要な栄養素のひとつと言えるのかも。

世の中明るすぎます


最近、世の中がやたらと世知辛いのは、こうした暗闇に身を置く機会が極端に減ったせいかもしれないです。

目に見えるモノに囚われすぎてるのかも。
明るい世界に慣れすぎてるのかも。

何もかもがハッキリしすぎていて、どこにも余裕がない。
暗いところは、すべて明るい照明を入れないと気が済まない。
すべてが明快で明確になっていないと不安で仕方がない。

やっぱり「遊び」や「余裕」がないと世の中うまくはいかないです。
社会にしろ、機会にしろ、人付き合いにしろ。

明るすぎる世界では、そうした空間や空白がどんどん削られていきます。

少々薄暗くっても、時には真っ暗だっていい。
そんな中でしか気づけないコト、そんな状況の中からしか生まれないコトだって、たくさんありますし。
明らかでないコトを楽しめるのは、人にとって貴重なスキルですよ。

暗闇を楽しむ


そのへんの暗闇の中には、思わぬ幸運が隠れているかもしれない。
もちろん、手前に落とし穴があるかもしれませんが、それも暗闇ではわかりません。

でも、踏み出さないと先には進めないし、近くをフル稼働させて探ってみなければ先に何があるかなんか分からない。
それが生きるという面白につながってるんじゃないですかね。

いつでも明るい場所を歩くだけじゃつまらないです。
暗闇の中を楽しむって、思ってる以上に、人間にとって必要なんだと…そんな気持ちにさせて経験譚でした。
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