「がんばれニッポン」は、全ての競技に注目を向ける良いキャッチフレーズだが、最近は少々行き過ぎてる感じ。

中継やニュースの大部分が日本人選手の活躍、コメント、応援の声、これまでの努力、家族や恩師の声などなど…日本浪花節劇場には食傷気味。

興味があるのは、競技そのものの方。

オリンピック全体の中で日本人の締める割合なんてわずかであって、世界中から選手が来て競い合う姿こそが、本来のオリンピック。
そのへん、も~少し上手く伝えてほしい。

がんばれニッポンだけじゃなく


競技に詳しくなれば詳しくなるほど、その競技において日本人選手が活躍できるか、結果が出せるかは、ある程度予想できるようになる。

自分みたいなのでも自転車競技についてはある程度予想できる。
サイクルロードレース男子には、今回は二人の日本人選手が出場したものの、今回のコース設定やライバルチームの陣容を見ると、ほとんどチャンスは無いのは想像するに難しくない。

そうすると中継を見ていても、日本人選手の活躍よりは、有力選手の出方や戦略、その日の調子など、レース全体の展開の方が気にかかる。

フルームは、どこで動いてくるのか。
カンチェラーラの、あの爆発的スパートは見られるのか。
バルベルデは何をしてるんだ…など。

そのあたりに気を配って見ていたほうが、スポーツ観戦として楽しめる。

こうした掘り下げの深い観戦スキルを磨くのは、スポーツをコンテンツとして楽しむ上では大事だし、何より見ていて面白い。

実際、日本では自転車競技は馴染みが薄くても、野球やサッカー、相撲などは、掘り下げの深い観戦スキルを持つファンが多いスポーツだ。
そういうスポーツは、他に比べても発展してるし、競技人口も多く、競技レベルも向上する。

中継も観戦もレベルアップしてほしい


最初は「がんばれニッポン」から始まっても、そこからそのスポーツに興味が出て、観戦する面白さを実感していけるようになるのが理想。

実際、そうした伝え方をするのは難しいし、伝える側の技術の向上も欠かせなが、そうじゃないとスポーツコンテンツ自体も使い捨てされて、人気が無くなったらあっという間にテレビから姿を消しかねない。

「がんばれニッポン」だけだと、オリンピックが終わった途端に、また4年後まで休眠状態になるので、それだといっこうに発展しない。
オリンピックの時期しか注目を浴びないマイナー競技だと、それでもそこで頑張るしかないという認識があるような気はするが、それだけだと競技レベルも上がらない。

日本人選手以外にも素晴らしい選手はたくさんいるし、そのあたりを上手く織り交ぜながら中継やニュースを組み立てるスキルを、メディアにも養ってほしい。

CS放送のスポーツ専門チャンネルには、そのあたりのスキルの高いスタッフはたくさんいますし。

スポーツを楽しもう


実際、スポーツ観戦は面白い。
日本人とか外国人とか、そんな枠を取り払って見ると、その面白さは際限なく広がっていく。

伝えるメディアも、それを見てる自分たちも。
もっと、もっと、スポーツに馴染んで欲しいとは思った、今年のオリンピック。
2020年までには、もっと良くなってて欲しいです。
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