今回は、リモートデスクトップ環境を構築した「その2」の補足です。
リモートデスクトップで接続するだけなら前回の通りでよいですが、快適に、かつ実用的に利用するには他にも設定しておいた方がよいことが多々ありますので、こちらも合わせてお読みいただければ。

ちょっと上いくXPノートの再利用 その1
ちょっと上いくXPノートの再利用 その2

サーバーはなるべく有線LANで接続


最近は無線LANもどんどん高速な規格が登場して、理論値で450Mbpsまでフォローする規格も登場しています。
出始めは理論値でも11Mbpsしかなかった時代に比べると隔世の感があります。
今回のリモートデスクトップによる接続も、ある意味こうした高速な無線接続があればこそです。

ただし、リモートデスクトップのサーバーPCは、できれば有線LANの接続が望ましいです。
無線LANはどうしても何かの理由で、LANに接続ができなくなるようなコトが時々発生します。
一度接続をOFF/ONしたり、再起動したりすればすぐに復帰することが多いのですが、今回の利用方法では、サーバーPCは液晶を閉じたまま運用しますので、そうした操作がしずらい状態で設置します。
経験上、有線LANでそうしたトラブルに見舞われたことは一度もないので、可能であれば有線LANで接続した方がいいかと思います。

今回の運用方法では、サーバーPCを直接操作することは滅多になくなるので、なるべくルーターの近くに置いて、ルーターと有線接続するのがトラブル回避に効果的です。

IPアドレスの固定


前回の更新で、iPadからリモートデスクトップで接続する場合、「PC name」にIPアドレスを指定しないといけないために、サーバーPCのIPアドレスは固定にする必要があります。

設定はサーバーPCではなく、ルーターの方で行います。
自宅のルーターはNECのAterm8600ですが、設定方法はルーターの機種毎に異なると思いますので、参考までに。
aterm1
ルーターの管理画面にログインしましたら、「詳細設定」→「DHCP固定割当設定」で、サーバーPCの「MACアドレス」と固定で割り当てたい「IPアドレス」を指定します。

この設定後に、サーバーPCを再起動すれば、以後は常にこのIPアドレスが割り振られますので、これでリモートデスクトップでいつでも同じ設定で接続が可能になりました。

リモートでサーバーPCの電源を入れる


今回の利用方法は、メールサーバーやネームサーバーにように24時間起動する必要のあるものではないですので、必要な時だけ電源を入れて、使い終わったら電源を切るような運用にします。
そのためには、リモートでサーバーPCの電源をON/OFFする必要があります。

サーバーPCの設定は「コントロールパネル」→「ハードウェアとサウンド」→「デバイスマネージャー」を開いて、ネットワークアダプターのプロパティ「電源の管理」で「このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」のチェックを入れます。
wol1
あとは、iPadにWakeOnLanアプリをインストールします。
自分が使っているのは「RemoteBoot」というアプリ。
ルーターの設定をする時に入力したMACアドレスを指定するだけで設定はOKです。
remboot
これで「RemoteBoot」の「boot」ボタンを押すだけで、サーバーPCの電源をONにできます。

リモートでサーバーPCのシャットダウン/スリープを行う


リモートデスクトップで接続をしている時は、実は、サーバーPCの電源を切れません。
普段通り、「チャーム」→「設定」→「電源」に行っても、「切断」しか選べなくなっているはずです。
これは、不用意にサーバーPCの電源を落とされないようにするための仕組みですが、今回は使い終わったら電源を切りたいので別の方法を使うことにします。

サーバーPCのデスクトップに「シャットダウン」「スリープ」動作を行うためのショートカットを設定して、そこから電源を切る仕掛けを用意します。

やり方は、デスクトップで右クリックをして「新規作成」→「ショートカット」で、項目の場所の所に以下の内容を入力して設定すればOK。

●シャットダウン
C:\Windows\System32\shutdown.exe /s /t 00

●スリープ
C:\Windows\System32\rundll32.exe powrprof.dll,SetSuspendState

作成したショートカットアイコンをダブルクリック(ダブルタップ)すれば、リモートデスクトップからもサーバーPCの電源を切ったり、スリープにしたりすることができます。
sleep1
なお、アイコンは、ショートカットアイコンのプロパティから好きなファイルを指定して変更してあげると見栄えがよくなるかと。
定番は「%SystemRoot%\System32\shell32.dll」にファイルを参照してあげれば、それっぽいアイコンが沢山そろってますのでお試しください。

まとめ


リモートデスクトップは、様々な設定をつかしてあげると、格段に実用性が高まります。
うちの環境も、このぐらいの設定をしてあげることで、自室のサーバーPCを、今のiPad2からフルコントロールすることが可能になりました。
せっかくの便利な技術なので、もっといろいろ活用したいと思います。

次回はサーバーPCにDLNAサーバーの機能を追加します。

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