最近、ちょっとシリーズ物のSFを読み進んでる。

昔から好きな作家さんでよく読んでたんですが、最近ご無沙汰してたのが、この間たまたまkindleでセール販売してたの見かけて少しまとめて購入しました。
電子書籍は再販売制度の対象外なので、こうした販売方法を工夫してくれるのは、もう一度読み始めるきっかけになったりします。

自分は、テクノロジー信奉者であり、こうしたハイテクノロジーが登場するお話は大好きである。

SFは人類の知性


SFと言うと、もの凄いハイテクノロジーが登場して、宇宙を舞台にするアクション物というイメージがあるかもしれないですが、それだけっていうコトでもないです。

人類が次々とテクノロジーを生み出して行く過程で、人類の社会形態がどのように変化をしていくかを示す未来予想図という側面も持っています。

例えば、遙かな未来、多くのSFの中では地球は統一政府を樹立して、宇宙へと版図を広げています。
中でいざこざ起こしてる内は、外には出て行けないのは、今も昔も変わらないですので。

対して、現在の人類は国連加盟国だけでも193ヶ国もあり、さらにそれぞれの国内で縄張り争いのようなコトが繰り広げられるような状況。
今後、どのような行程が待っているのはともかく、名実ともに地球人類が一つなるという状況に到達するには、まだまだ先の長い話なのかなぁ…という感想を持ったり。

それでも、人類の中に、そうした地球を一つにした統一政府という発想をするヒトが存在する以上は、どこかの時点で現実になっているのかもしれません。
人類ってのは、そんな風に変化してきたはずですから。

停滞する日本


日本は、楽園ではないけれど、世界でもそーとーにマシな国の一つだというのは確か。
幸福度が高い、低いという話をするとあまり芳しくない結果になるようですが、さまざまな環境や、物質的な充足度は極めて高いと言えると思う。

それなりにマシな国であるのに、ここ数十年にわたって閉塞感のある状況を抜け出せないのは何故なんだろう…と思うことはある。

それは、現状に満足しすぎてるのが要因にも思える。

幸せか…と言われたら言いよどむけど、大多数の人間が、とりあえず明日食べる米には困っていないし、それなりに必要な物は手元にあるか、容易に入手できる状況にある。

これといって、次に目指すべき社会を見いだせてないというのが、現状を生んでいると思える。

次を目指す訓練を怠りすぎたのかもしれない。
先を見る訓練をサボりすぎたんだ。

SFが開く未来


SFは未来。
その行間には、未来への希望が溢れてる。

SFによるテクノロジーの進歩によって変わっていく社会は、過去において発生していた問題や課題を解決するだけでなく、社会の中で基盤的に支持されていた思想、信条、価値観すらも変えていく可能性を示している。

現代においては、多くの収入を得て経済的成功を収めることは、人生において大きなウェイトを占めているが、将来テクノロジーによってほとんどの生産活動が機械やAIによって代行されるようになれば、そうした価値観は崩れているかもしれない。

カネ儲けはAIに任せた方が効率が良いなんていうのは、既に現代においても現実になろうとしている。
そんな時代に、カネ儲けが上手いだけの人生に、それほど価値を感じなくなるのは自明だ。

SFは、現状に満足して未来を見ることに消極的になったヒト達に、まだまだ先があること、目指すべき未来があること示してくれる最高の娯楽であり、最高の未来予想図なんじゃないかと思う。

SFを読んだからと言って、現状のルーティーン・ライフから容易に抜け出せるという訳ではないけれど、目指すべき未来がない状況で過ごす毎日と、未来を夢見ながら目指す日常では、大きく差がある。

生きていれば、望まない変化に見舞われることはあるだろうが、自ら目指す未来を持たなければ、自分が望んでいるのか、そうでないかすら分からないのだから。
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