今年は、いろいろと自転車のメンテナンスをする機会が増えた。

もともと古い自転車3台持ってて、メンテナンスする機会が多いほうなわけですが、今年はロード、MTBのコンポにトラブルが多くて難儀してたりします。
さらに預かってる自転車に手を入れたり、他からも頼まれてたり。

とはいえ、これが面倒ということもなくて、自転車はモデルによりぜんぜん個性があって、それに直接触れることで、その違いを手ずから知ることができるというのも、けっこうな楽しみだったりします。

「機械なんてみんな一緒でしょ?」


って、そーゆーコトを思ってる方々は、たくさんいるかと思いますが、さにあらず。

例え同じモデルで、同じ構成部品で作られた自転車であっても、全く一緒というコトはなく。
それぞれに個性があるんです。

要因となるのは、部品の工作精度。

工場で大量生産されるものは、寸分違わぬ部品ができあがるわけではなくて、必ず誤差がある。
一つ一つの部品に誤差があるのなら、それを組み立てた時にできあがる製品にも誤差がある。

メーカーはその誤差が一定基準内に収まる物を販売しますが、基準のちょうど真ん中のモノもあれば、境界線上のモノもある。
同じ製品、同じ機能、同じ性能を有するモノであっても、全く違う個性が生まれるというのは、このへんのコトを指します。

ヒトの腕と知恵で面倒をみる


そうした、個性のある部品、製品をどうやって運用していくか…というところに、ヒトの腕と知恵が必要になるわけです。

誰かが面倒を見てあげなければ、機械にしろ、自転車にしろ、性能を発揮するコトもなければ長く使うコトもできない。
それが機械と向き合うときの面白さの一つです。

メーカーの組み立て指示書には水平にセットせよ…と書かれていても、実際に組み上げてみると僅かに他の可動部品が接触する場合もある。
そうすると1度にも満たない僅かな傾きを付けてあげると上手く動作する場合もあったり
する。

自分が手を入れることによって、機械として十全の能力を発揮させてあげられるという楽しみ。

こんな楽しみもあったりするのですよ。

モノを使いこなす


これは自転車に限らず、他の機械製品や、電子機器についても同じコトが言えます。

大量生産品である以上は、一台一台、部品の誤差集積による個性が発生するのはやむを得ない。
これを皆無にするためには、とてつもないコストが必要になるために、現代の経済優先社会においては馴染まない。

誤差から生み出される個性のある製品を、ユーザーの腕と知恵によって、どのように稼働状態を維持し、ベストな機能を発揮させるか。

それが上手くできた時のことを「モノを使いこなす」と言う。

そんな感覚を味わってる、今日この頃です。
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