大量生産、大量消費、大量廃棄で成長してきた日本経済も、もうそろそろ、そこから脱却して、次のステージに行かないといけないんでしょう。

無くなっていく地方の生産工場


地方では大量生産を行うための工場自体が、ばんばん無くなってます。
コストの高い日本で生産したって、新興国メーカーには勝てませんしね。
大量の雇用を生み出してくれる生産工場ですが、大きな工場を日本国内に置く意味ってほとんどないですし、今は多少、景気が落ち着いているものの、この先また国内工場が増えていくというのは、もうないでしょうね。

先端技術開発向けや、職人集団による超高精度製品とか、特殊な開発拠点としてはありでしょうが、今までのような、習熟によって誰もが就ける職業としては成り立たないはず。

維持を目指すのはいいが、食っていけるのか


政府は、人口1億人を維持したいとは言ってるものの、現実として、それを養うだけの稼ぎを作れるかは微妙なとこ。
成長戦略とか言って、稼げるヒトを優遇して、さらに稼ぐような方向でいろいろやってますが、その反面、稼げるヒトが稼いだカネを、社会に還元する仕組みは逆に後退してますから、結果として1億もの人口が食っていけるような社会構造にはならないように見えます。

秋田とか、男鹿とか、田舎になれば尚更です。
中央からのカネの流れが細れば、今以上に稼ぎは減ります。
その時に食っていける人口は、今の規模よりずっと少ないと思っています。
下手すると、今の半分以下かもしれないですね。
その意味では人口減少も過疎地域の消滅も、ある意味では歓迎するべきコトかもしれません。
存続する意味と意思を持って稼いでいる地域のみが生き残れるというわけです。

公共インフラの縮小に対して


税収が低下すれば様々な問題が出るでしょうが、一番は公共インフラの縮小です。
これは多かれ、少なかれ、必ず起きると思っています。
田舎であれば、それに自力で対応できる可能性はありますが、すべての田舎でそうというわけではないです。
これからは生き残る田舎と、消滅せざるを得ない田舎に分かれるわけです。

代替できるインフラは時前でなんとかすることで、不足する他のインフラに充当する予算がようやく確保できるようになる。
それぐらいするのが、当たり前になるかもしれません。

送電網が維持できなくなれば、自然エネルギーが興隆してくるかもしれません。
風力、太陽光、小水力等々。
それぞれ立地で有利不利があるので、何所に住むのかは重要になる気がします。

水に関しても、上水道が維持できなくなれば、水が入手しやすい地域に人口はまた集まります。
川、湖沼近辺、地下水、湧水、水源地に近ければ近いほど水道維持のためのコストは安くなりますし、その意味でも、どこに住むかは一層重要になります。

道路も今のような、全国津々浦々という発想ではなくて、最低限の物流を維持するのに効果的なマトリクスが研究されていくと思います。
雪国の場合は、除雪も大きな問題になりますし、その意味では、田舎の道路のように脇が農地や空き地であれば、雪をすぐに横に寄せていけます。
流行りのコンパクトシティのような考え方だと、雪を遠くまで運ぶ必要があるため、除雪コストは今以上に膨大にかさみますし、田舎では難しいかも。

まとめ


だからと言って、文化的な暮らしを放棄して、仙人か、山伏か、修行僧のような生き方をするべきと言ってるわけじゃないです。
いずれ、本格的な人口減少からの税収不足がインフラ整備に大きな影響を与える時期がくる。
そのときに、明日から水道が停まります、と言われてからじゃ手遅れだということ。

人口が一定以上いる場合は、インフラは全体で一括で整備した方が効率がいいですが、人口規模が少ないのであれば、その規模に合わせた小さな整備の仕方があるということ。
それも、菜種や鯨から油をとっていた100年前とは違います。
そこは、自給ライフスタイルに、現代の科学技術を掛け合わして解決するべきです。

少なくとも、明かりを灯すだけなら、電線なんか引いてこなくても、ソーラーバッテリーと蓄電器があれば、何とかなります。
代替できるものは代替し、代替できないモノは使い方を変えるか、使用自体を諦めるか。
今のままの暮らしから、一切の変更を拒否するようであれば、もう田舎に住むこと自体が不可能ですから、どこに折り合いを付けるかです。

自分なら、どこまで許容し、どこまで工夫して乗り切れるか。
それを組み立てていかないと田舎では生活していけなくなります。

自分だけのライフスタイル(雑誌に載ってるお洒落なのじゃないですよ)の構築を見据えながら、生きていく時代。
その入り口に、もうとっくに突入してるんですよ。

以上。
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