昨日は移住者さんのお話を聞く会…みたいなのに参加。
素晴らしい話の内容に感動した…なんてコトはないけれど、言葉の端々に現れる現状への気持ちみたいなのもチラホラ見えて、なかなか面白かった。

まぁ、普段から移住してきた方と普通に会う機会があるので、そんなに珍しいわけじゃないけど、逆に移住される側って何を求めてるのか…ちょっと思うところなどある。

人口減少対策?少子高齢化対策?


まず確認しておかないといけないのは、移住は人口減少対策でも、少子高齢化対策でも、いずれにも属さないし、仮に属させたとしても効果的な施策ではない。

100人、200人のオーダーで減ってるとこに5人、10人移住したって人口は増えない。
なので人口減少対策ではない。

若者、子育て家族が移住すると人口ピラミットのバランスは改善されるものの、トップヘビーを解消するには程遠く。
したがって少子高齢化対策にもならない。

移住による人口減少、少子高齢化の解消を望んでいる地域や自治体は芳しい結果は得られないんだろう。
そもそも日本全体で減ってるし、東京ですらもうすぐ減り始める。

燃え盛ってる家の家事を消火器だけで消そうとしてるようなもので、まさに焼け石に水だ。
もう燃えてるのを黙って見てるしか無い。
延焼を防ぐのが精一杯だろう。

必要なのは、鎮火した後の廃材の始末や、家の再建のスキルを持った人材だろう。

どんな人に来てほしいのか?


移住者に期待しているのは、スキルや人脈を持った人材なんじゃないかというのが、自分の持った感触。
実際、昨日話されていた移住された男性(見た目にもバイタリティのありそうな方でした)は、町内会やら、こども会やら、PTAやら、たくさんの地域の役職を引き受けていた。

つまり、地域の中の調整役、硬直した組織のパイプ役を期待されているというコトなんだと思う。
実際、こーゆー役割は面倒極まりなく、向いてない人間が取り掛かっても、たちまちあらゆる状況が停滞する。

この方は、こうした交渉事や、コミュニケーションスキルに長けていたというコトなんだと思う。
おそらくたまたまうまく地域のニーズとマッチしたのだろうが、こうした人材がこの地域に必要だったんだと思う。
誰でもよかったわけではない。

移住を地域ですすめるなら、誰でもいいから来てくださいとか、子育て家族に来て欲しいとか、そーゆー人口問題的な要望を言っちゃダメな気がする。

移住してほしい側は、どんな人に来てほしいかを明確にした方がいい。

より具体的に発信するべき


コーディネーターか、ITのプロか、料理人か、はたまた木こりがいいのか…誰でもいいでは、そもそも響かない。
移住する側も、その地域が何を求めているのか…という観点で見るとどんな地域がより好ましい生活をおくれるのか判断基準になるかもしれない。

もちろん、移住する前に、その地域が何を求めているのかを知るのは簡単ではないというのは想像に難くない。
やはり地域の側でオーダーを明確にするべきだろう。
これは移住を促進する側で、ぜひとも打ち出しておくべき。

偶然と縁


いま、自分の身近なところにいる移住者は、いろいろな意味で偶然と人の縁で成された結果だと認識してる。
実際、見ず知らずの土地に役所の案内だけ見て移住するというのは、極めて稀なケースだろうし、実際に定住できるかどうかもかなり疑わしい。

だったら、偶然と縁をより多く生み出す…そうした方向で施策を考えるのもありだろう。
地域の中の人と他所の地域の人との縁を生み出す。
単純な交流人口の増加じゃなくて、縁を深めるような…お金だけで測れないような取り組みが必要だ。

簡単に言うと、他所の人と仲良くなればいい。
来る場合もあるだろうし、行く場合もあるだろうし、単純な観光とは訳が違う。

まぁ、このへんはあまり行政が手を出せる領域では無い気はする。
結果の評価が微妙すぎるし、下手に手をだすと報告書上は縁が深まったコトになる…とか妙な結果になりそうな気もするし。

楽しい移住を実現させたい


自分が直接関わっているわけではないが、移住してきた人には可能な限り手伝ったり、いろんなコトに誘うようには心がけてる。
今回の会で、あらためて考えてみると、彼ら彼女らは間違いなく人材だ。
それも、自分の人生において、欠かせないピースの一つになるつつある、人生の人材だ。
こうした方々と共に生きることができるのは、やはり楽しい。
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